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MacLabo公認旗 Ryzen7作

 

Hackintoshの作り方 (OS X10.15/Catalina)

macOSをインストールする方法をご紹介してきたのですが、多数の記事に分散してしまっています。そこで、10.15 Catalinaをインストールするための参考になる関連記事へのポインタをまとめた総集編を作りました。

10.14を対象とした情報は

手順の概要を把握する

こちらは9TO5MacのライターのJeffさんのビデオです。テンポよく紹介されていますので、全体の流れを確認するのに良いと思います。High Sierra時代のビデオですが、ほぼ変わらないので参考にしてください。

以下をご覧くださmacOSインストールのアプローチはたくさんありますが、一番おすすめなのは、Cloverを使ってバニラなインストールをすることだと思います。そのことを説明しています。

Hackintoshを作るためには、互換性のあるハードウェアを自由に選んで組み合わせられる自作PCが、問題が少なく楽です。ノートPCなども可能ではありますが、上級者向けだと思います。

CPU

CPUは、最新の第9世代Coffee Lake-S Refreshが良いと思います。最近では品揃えも増えたので選びやすいと思います。第9世代Core iシリーズ最安の9100Fでは、問題なくmacOSが動きます。以下はMojaveの例ですがCatalinaも同様の手順で動きます。

この記事を執筆段階でのMac製品で採用されているデスクトップ向け第9世代Core iシリーズCPUは9600Kと9900Kです。このどちらかを選べば、CPU関係の設定で苦労することなく、macOSを動かすことができます。

Boot macOS
 

マザーボード

マザーボードは、第9世代CPUをサポートするZ390, H370, B360などのチップセット搭載マザーボードを選ぶことになります。新規に購入するなら、古いマザーボードを選ぶ理由はないので、最新のものを選んだ方が良いと思います。安く自作するためにパーツの一部を中古で購入することもあるとは思いますが、マザーボードは新品が良いと思います。中古のマザーボードは、部品が劣化していることもあるようで、動作が安定しない印象があります。HackintoshはそもそもOSレベルで怪しいことをやりますので、ハードウェアは信頼性のあるものを選んでおきたいと思います。

マザーボードメーカーに関して、昔はGigabyteの互換性が高いと言われていましたが、今は、あまり関係ないです。カーネル読み込みのためのメモリー確保の容易さを考えるとASUSやASRockが良いように思います。MSIのメモリーマップも癖がありますが、対応は容易です。Gigabyteは、メモリー確保設定が難しい機種もあるようです。詳しくはこちらをご覧ください。いずれにしても、ネット上に成功例があり、詳しく解説されているマザーボードを選ぶのが良いと思います。

グラフィックス

iGPUを使っても良いですが、拡張できるという自作のメリットを生かすならグラフィックスカードを使いたいところです。こちらに最近のmacOS互換グラフィックスカードを紹介してあります。

そのほかのパーツ

無線アダプタ、SSD, そのほかのパーツについても紹介しておきました。

マザーボードBIOS/UEFIを設定する

インストール先のコンピュータを組み上げたら、macOSが稼働するようにBIOS/UEFIを設定しておきます。この設定が間違っていると、それだけで起動しない場合もあります。ただ、最近のマザーボードでは、ほぼデフォルトで大丈夫だったりします。

必要なソフトウェアを入手する

Hackintoshするには、macOS本体以外にオープンソースで有志が開発しているソフトウェアがいくつか必要です。その最新版を入手しておくべきです。

必要なソフトウェアの名前で検索すれば、大抵の場合、ダウンロード先が見つかります。オープンソースのソフトウェアは、オリジナルを作った人の他に、いろいろな人がソースコードを引き継いで分岐(フォーク)して、開発を行なっている場合もあります。中には元祖の開発者が放置して、開発が止まっていることもあります。なので、検索して、現在一番活発に利用されているバージョンを使うのが良いです。ということで、古いハウツー情報のダウンロード先から入手するよりも、検索をして探すのがおすすめです。

最近はKext Updater.appというアプリケーションを使っています。Clover, OpenCore, kext類などの最新版をダウンロードしてくれます。これを使えば、一番信頼できるフォークの最新版が手に入ると思います。この他にも、Clover Configurator.appなどの設定支援アプリケーションでも、最新版が入手できる機能が備わっています。

Clover EFI bootloaderとefiドライバー

“Clover EFI bootloader”で検索します。以下が本家かと思われます。

https://sourceforge.net/projects/cloverefiboot/

Kext UpdaterのアプリケーションからBootloaderのボタンを選ぶことで、コンパイルされた最新版が得られます。Cloverをダウンロードすると、インストーラefiドライバ、テーマファイルなども一緒に入手できます。

kext類

FakeSMCをはじめとしたkext (カーネル拡張)が必要です。名前で検索すれば、支持されているバージョンが見つかります。例えば、FakeSMC.kextならば、”FakeSMC.kext”で検索すると、こちらで入手可能なことがわかります。

RehabMan / OS-X-FakeSMC-kozlek / Downloads — Bitbucket

Kext Updaterを使うと、使用しているkext類のバージョンを自動的にチェックして、最新版を入手できます。名前を指定してkext類を個別に入手することもできます。こまめに更新されているので、最新版を確実に入手することができます。

Mac上で導入用のUSBメモリを作る

macOSをインストールする一般的な方法は、macOSを入手して、インストール用のUSBメモリを作る方法です。この作業は実際のMacで作業します。ついでに、実際のMacでこのUSBメモリが起動することを確認しておきましょう。次に、インストール対象のマシンで起動できるように、Cloverのインストールと設定を行います。

次に、インストール先のマシンで、このUSBメモリを起動して、インストール先のドライブをフォーマットし、macOSをインストールします。インストール先マシンでUSBメモリが起動するように調整する作業が一番大変です。

macOSのインストール途中で、何度か再起動することがあります。インストール途中のCloverの起動画面で、”Boot macOS Install from (インストール先のボリューム名)”という項目を選びます。

 

USB 3.0/3.1のUSBメモリを使った場合、Cloverの選択画面は現れるけど、そのあとのプロセスで失敗することがあります。macOSにはUSBの個数に制限があり、3.0/3.1のポートが2.0としてしか動かない場合があるからです。対応方は以下の記事の「ポートを増やすパッチ」をご覧ください。

ただ、USB 2.0でしたら確実に起動しますので、

などで対応するのが簡単です。2.0なのでインストールに時間がかかる欠点はあります。

Mac上でmacOSドライブを作る

冒頭で示した動画を含めて、多くのガイドではMac上で導入用のUSBメモリを作る方法を紹介しています。でも、本物のMacやHackintoshなどのmacOSが動くマシン(以下、親マシンと書きます)上でmacOSドライブを作ることも可能です。Hackintoshで使おうとするSATA SSDドライブ、mSATA SSDカード、M.2 SSDカードなどを、直接、もしくは、USB外付けHDDケースに入れて、親マシンに接続します。これをGUIDパーティションマップでフォーマットします。パーティションのフォーマットはHFS+でも良いですが、インストール時にAPFSに変更されるので、最初からAPFSで良いかと思います。

次にmacOSインストーラを使ってmacOSを入れます。このドライブでちゃんと起動することを確かめておけば、問題を切り分けることができて楽です。以下の記事では、この方法でインストールしましたので参考にしてください。

Boot macOS
 
9900K搭載Z390マザーボードでHackintoshを作る
 久々に最新パーツで組んでみたところ、macOSがすんなり動きました。インテルの第9世代CoreプロセッサCoffee Lake-S Refresh搭載のZ390チップセットマザーボードです。スロット数で選んだマザーボード最新パーツでHackintoshを作る上で、マザーボードは選択肢が豊富なパーツです。市販の300シリーズチップセット搭載マザーボードのほとんどでHackintosh可能です。拡張スロット構成、SATA/USB/m.2コネクタ構成、追加機能、色とデザインなど考慮して、各人の目的や好みに合わせて自由に選んで良いです。だいたいどれでもちゃんと動...
 

Cloverとkextを入れる

USBメモリーを作ってインストール先で起動させる方法でも、親マシンでmacOSを直接インストールする方法でも、いずれの場合でも、Hackintoshを起動させるためのESP部分を作成することが1番困難な部分です。ここには、Cloverとkext類を入れます。新しいmacOSに対応していて、各種バグが改善されている最新版をダウンロードすることをお勧めします。Cloverインストールの手順はこちらにも書いてあります。

 

Boot macOS
 
Cloverインストーラの設定
Clover UEFI BootloaderHackintoshする方法はいくつかありますが、現在、一番ポピュラーなのは、Cloverブートローダを使う方法です。Cloverの本体は、コンピュータが起動した時に真っ先にブートされるBOOTX64.efiというファイルです(UEFI起動の場合)。検索すると、tonymacx86サイトで配布しているUniBeastとかMultiBeastを使った方法が多数見つかりますが、これらもCloverを使っています。MutliBeastは、Cloverをインストールして、kextをインストールして、Cloverの設定をメニュー形式で行ってくれるツールなのです。その大元の、Cl...
 

 

Catalinaの出る少し前に、Cloverが管理するESPの構成が少し変わりました。古い説明を読む場合は、注意してください。

Boot macOS
 
CLOVER 4988 でEFIドライバ関連が変更されました
新しいClover 4988が公開されたので深く考えずに更新しました。そしたら起動しなくなりました。EFIドライバの管理方法がいろいろ変更になったようです。(EFIドライバの古い情報は以下に書いてあります。今でも参考になる部分はありますので、ご覧ください。)EFIドライバの管理方法4988では、拡張子が.efiEFIドライバーの管理方法が変わったようです。Cloverインストーラの選択肢もグループ分けされています。その影響なのか、次に述べるEFIドライバの格納フォルダ名が変更になった影響なのかわかりませんが、前回のインストール情...
 

以下では、config.plistの例を示して、説明しました。

Boot macOS
 
config.plistの実例紹介
長ったらしくてわかりにくいconfig.plistの書き方を、簡単に説明してみます。config.plistはCloverの設定をxml形式で書いたテキストファイルです。そのマニュアルは、Clover Wikiで公開されています。https://clover-wiki.zetam.org/Configuration#Config.plist-structureただ、ここで十分に説明し尽くされていない項目も多く、分かりにくいです。Cloverは、長い間、様々な世代のCPU、チップセットGPU、周辺機器をサポートしてきて、それに対応した機能を提供してきました。それらを全てconfig.plistで設定しているので、わかりにく...
 

config.plistの中でも、機種を設定するSMBIOSセクションの記述は重要です。その部分を説明したのがこの記事です。

 

Boot macOS
 
正しく機種設定する (SMBIOSの設定)
Hackintoshは本物のMacintoshではありませんが、macOSは本物の機種上で動いていると思い込んでいます。Macintoshの機種名によってハードウェア構成が違いますから、それに合わせた効率的な動作を行ったりする可能性もあります。またiPhoneとの連携、iMessage, iClouなどのサービス利用の際に、機種名をチェックし、不整合があると機能を止めることもあります。なので、実際のハードウェア構成に近い実機のふりをして、その情報を正しく設定しておくことが重要です。Clover Configuratorを使って設定ハードウェアを特定する情報は、Clov...
 

 

config.plistの解説では、Corpnewtさんのバニラガイドが簡潔で良いと覆います。「Coffee Lakeマシンのためのconfig.plistの作り方」のページを以下で紹介しています。

Boot macOS
 
corpnewtさんのバニラガイド~Coffee Lake用config.plist
Corpnewtさんのhackintoshデスクトップのためのバニラガイドから、今回は「Coffee Lakeマシンのためのconfig.plistの作り方」のページをご紹介します。ちなみにこのガイドでは、 Haswell Skylake Kaby Lake Coffee Lakeのconfig.plistの作り方が解説してあります。他のCPUを使う場合はそれを見てください。Config.plistの基礎編もご覧ください。世代の近いCPUではそれぞれかなりの部分が共通です。Coffee Lakeは実際のMacでの搭載実績がないため、iGPUを使う部分が少し複雑になっています。iGPUを使わなければほぼKaby Lake以前と...
 

Cloverをインストールしたら、次にkext類をESPの部分に入れます。kextについてはいくつかの記事で解説しましたが、こちらが簡潔かもしれません。

Boot macOS
 
CORPNEWTさんのバニラガイド~ Clover設定とkext
Corpnewtさんのhackintoshデスクトップのためのバニラガイドから、今回は「Cloverの設定」と「kextを集める」のページをご紹介します。Hackintoshで使うカーネル拡張(kext)ファイルを簡潔に説明しています。(ここから抄訳)CloverをインストールするCloverインストーラパッケージを起動します。インストーラの2番目のページで、 インストール先(USBメモリとかSSD/HDD)を選択するよう気をつけます。また、デフォルト設定はイマイチなので、カスタマイズします。(訳注:図は私が用意したスクリーンショットです)左下のカスタマイズ...
 

なお、CatalinaでCloverインストーラが動かない問題もあるようです。SIPを解除すればインストールできます。こちらをご覧ください。

Boot macOS
CatalinaにしたらCloverがインストールできない
CatalinaからCloverをインストールしようとすると、Cannot install without ensuring the file system is read-write というメッセージが出て、インストールできませんでした。これはSIP設定で回避できます。手作業でインストールする際には問題にならないので、将来のインストーラで対応されるかもしれません。インストールできないCatalinaからファイルアクセスの制限が厳しくなったと感じています。いろいろなアプリケーションにファイルアクセスの許可を出したり、ネットからのダウンロードを許可する作業などが必要になりました。...
 

macOS環境を整える

以上の設定で、とりあえずの起動が行えることを目指します。それができたら、さらに、グラフィックスカード、Ethernet, サウンドの設定をします。以下の記事が参考になるかと思います。

 

Boot macOS
 
SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 580を使う (10.13.3以前)
ご案内:この記事は10.13.2および10.13.3を対象に書かれたものです。10.13.4では、Radeon搭載のThunderbolt 3接続外部GPUボックスが正式サポートされたことにより、ずっと簡単になりました。この記事の「方法1」「方法2」「方法3」「モデル名の修正」は不要になりました。改訂版は以下です。(2018/4/3)siroanko.hatenablog.comRadeon RX 580を使ってみました。簡単で性能も良いです。siroanko.hatenablog.comHackintoshのためのグラフィックスカード選び方に関して上の記事で紹介しました。AMDのデスクトップ向けグラフィックスカード...
 

 

 

Boot macOS
Ethernetを設定する
Ethernetを動かすkextマザーボード搭載やPCIeカード搭載のEthernetチップは大体がサポートされています。Linux用のドライバを元に移植されているようです。最近のマザーボードでは、IntelかAtherosのチップが多いです。マザーボードを購入する場合は、以下のkextがサポートしているEthernetチップを、そのマザーボードが搭載していることを確認すると良いです。Qualcomm AtherosMiezeさんが作っているAtherosE2200Ethernet.kextを使います。最近のマザーボードに搭載されているKiller E2500がサポートされています。AR816x, AR817x, Ki...
 

 

 

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音を出す
Hackintoshで音を出すためのアプローチは、いくつかありますが、ここでは、一般的で簡単な3つの方法を難易度の低い順に紹介します。それぞれの作業量は、 何もしない kextを1個入れる kextを2個入れてconfig.plistを1項目追加するです。USBオーディオを使うマザーボード搭載のオーディオチップを利用せずに、外付けの音源でデジタルアナログ変換するアプローチです。USB接続のDAC (デジタルアナログ変換器)を搭載した、スピーカ、アンプ、アダプターなどを接続するだけです。USBの標準的なオーディオ再生プロファイルを使うので、OS...
 

 

 

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こんにちは、Ryzen7です。この度は、Ryzen7のメインPCをご視聴いただき誠にありがとうございます。さて、このページでは何を記事にするのかといいますと、macmacOSの紹介や、Windows、PCの研究をする予定です。また、時々、おもしろいパッチファイルやアプリの紹介や作成をします。ぜひともグループへの加入をお願いします。このページの管理者はRyzen7です。グループへの加入や質問はmaclabox86@gmail.com

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